秋になると、「そろそろ水道メーター交換の季節かな?」なんて考えてしまうのは、やっぱり職業病なんでしょうか。

私の住んでいる地域は雪深いので、水道メーターの交換はだいたい9月~11月の秋口に行われていました。
調べてみると自治体ごとに交換の時期はバラバラですが、雪が積もってしまうと作業ができないので、やはり秋に集中するのだと思います。

ちなみに知ってました?
水道メーターは 8年ごとに交換する という決まりがあるんです。

今回はこの「水道メーター交換」についてと、交換後に気を付けてほしいポイントをまとめてみました。

水道メーターの交換は8年周期

水道メーターは最長で8年に一度、必ず交換されます。
「え?いつ交換したかなんて覚えてないけど?」と思う方もいるかもしれません。

でも安心してください。
水道メーターの管理は各自治体の水道局が行っているため、必要になれば自動的に交換されます。

ここでひとつ注意したいのが、交換のタイミングを自分で選べない という点です。


水道局は管理しやすいように、地区ごとにまとめて交換を行います。
そのため、新築でまだ新しいメーターが付いていたとしても、地区全体が交換の周期に入れば一緒に交換されるのです。

「まだ新しいのに…」と思うかもしれませんが、こればかりは仕方ありませんね。

留守でも交換される

水道メーターは基本的に屋外に設置されています。

屋外にある理由は、水道メーターまでは自治体の所有物だからです。
メーターより手前で漏水が起きた場合は自治体が修理を担当します。
メーター自体も水道局の持ち物なので、定期的に交換して異常を防いでいるのです。

交換の時期になると回覧板などで「この期間に交換します」といった案内が回ります。
ただし「〇月〇日に必ず交換」とは限らず、業者が決められた期間内に順番に回る仕組みです。
そのため、留守にしていても交換されていた というケースが多いです。

交換後には「交換しました」というお知らせがポストに投函されますので、見落とさないようにしましょう。

作業中は短時間の断水

水道メーター交換中は一時的に断水します。
ただし作業自体は難しいものではないため、通常は 5〜15分程度 で終了します。

メーターボックスが泥で埋まっていたり、水が溜まっている場合は、異物を取り除く作業から始めることもあります。その場合は多少時間がかかりますが、それでも断水自体は数分程度で済むはずです。

もし交換のタイミングが「お風呂に入ろうとしていた」とか「給湯中だった」といった場合は、業者に声をかけてみましょう。
同じ地区内の別のお宅を先に回ってくれるなど、柔軟に対応してもらえることが多いです。

理解せずにそのまま交換してしまうと、給湯器の空焚きなど思わぬトラブルにつながることもあるので注意が必要です。

交換後は必ず水を流そう!

ここが一番大事なポイントです。

水道メーター交換後は、必ずしばらく水を出しっぱなしにしてください!

なぜかというと、交換作業の際に空気が混入したり、水道管内のサビが動いて詰まりの原因になることがあるからです。また、メーターボックスの環境によっては泥が流れ込む可能性もあります。

水を流す場所にもコツがあります。

  • 一番おすすめは外水栓
    → 外なので、もし濁り水や砂が出ても安心。
  • 外水栓がない場合は台所
    → 万が一異物が入っても比較的簡単に掃除できます。
  • 絶対にやめてほしいのはトイレ!
    最近のトイレは精密部品が多く、特にウォシュレットに砂が噛むと便座交換になることもあります。便座の方が便器より高額なので、これは避けたいですね。

なお、本来であれば交換を行った業者が水を出して確認する決まりになっています。
ですが、下請け業者に作業が回される場合もあり、中には十分に水を流さずに作業を終えてしまうケースもあるのが実情です。

ですので、業者が流していたとしても、自分でも必ず確認 してください。
空気や濁り水が出なければ問題なし。もし出たとしても「安全な場所で出せてよかった」と思えます。

汚れたメーター

メーターボックス内に土が貯まっていても触らなくてもよい

上の写真のようにメーターボックス内に土が貯まることがあります。

これを見てしまうと『掃除しなければ』と思いますよね?

でも、私個人的の考えは、『掃除しなくて良い』です。

理由は、掃除中にメーターへの衝撃でメーターが壊れたり、メーターを固定しているソケットが緩んだりなどトラブルのリスクが高いからです。

業者は多少土が入ろうとも気にしません。(私は気にしてなかった)

気になるtpは思いますが、触らないほうが無難です。

トラブルが起きた場合は?

交換後に「水が出ない」「水圧が弱くなった」「濁り水が続く」といった異常が出ることがあります。

この場合は、作業した業者に直接連絡するよりも、水道局に問い合わせるのが正解 です。
水道局から委託業者に連絡が入り、必要であればすぐに対応してもらえます。

特に下請け業者が作業していた場合、元請けから厳しく対応を指示されるので、不通に電話するより効果あるんじゃないかな。

水道メーターは自治体(水道局)の所有物なので、問い合わせ先としても正しい選択となります。

まとめ

水道メーターは8年ごとに必ず交換されます。
時期は自治体や地域の気候によって異なりますが、雪国では秋に集中して行われるのが一般的です。

交換中は短時間の断水があり、留守でも交換されます。


そして何より大事なのは、交換後は必ず水をしばらく流すこと
外水栓がベストですが、なければ台所で。トイレだけは避けてください。

もし異常が起きたら、迷わず水道局に連絡を。
こうしたポイントを知っておくだけで、水道メーター交換に伴うトラブルをぐっと減らすことができます。